買取鑑定士が伝授!骨董品の価値見極めに必要な基礎知識とは?
2023/11/06
古美術品や骨董品には、高い価値が付くものもあれば、そうでないものもあります。しかし、一般的な人々にとっては、それが見極めることが困難な場合があります。そこで、この記事では、買取鑑定士が教える骨董品の価値を見極めるために必要な基礎知識について解説します。鑑定士ならではのノウハウを参考に、あなたも骨董品の価値を正しく判断することができるかもしれません。
目次
骨董品とは何か?
骨董品とは、古くから伝わる芸術品や工芸品、器物などを指します。その定義は曖昧であり、一般的には100年以上経過したものが該当するとされています。質屋において骨董品は、高級品の一つとして扱われており、美術品や家具、陶器や漆器、刀剣や銅器など、多岐に渡る種類があります。 骨董品はその歴史や背景から、高い経済価値を持つことがあります。昔の作り手の技術や美意識が反映された一品は、単なる物品とは違い、文化的な背景などと共に、個性や価値を際立たせます。また、骨董品の中には、世界各国の歴史的有名人や文化人の使用品や、宮廷の誇示品など、多様な歴史的背景を持っているものがあります。 骨董品は、美術品であるだけでなく、アンティーク系の家具や、日本特有の漆器など、生活品としても利用価値が非常に高いものがあります。質屋においては、買取から販売まで幅広く取り扱っており、相場や歴史的背景についての専門知識を持ったスタッフが査定を行います。 まとめると、骨董品とは、古くから伝わる美術品や工芸品、器物などで、それぞれがその時代の背景や文化と共に多様な価値を持つものです。質屋では高価なものが多く、美術品だけでなく、生活にも密着した利用価値の高いものがあるため、幅広く取り扱っています。
骨董品の価値を決めるポイントとは?
骨董品とは、年代物や希少価値の高い品物であり、その価値は相場や需要と供給に左右されるものが多いです。質屋では、買い取った骨董品の価値を正確に見極めることが重要な仕事の1つです。そこで、骨董品の価値を決めるポイントについて解説します。 まず、骨董品の価値を決める最も重要なポイントは、その品物がどのくらいの年代物であるかという点です。年代物であればあるほど、その品物の価値は高くなります。また、その品物が限定品である場合や、希少性の高いものである場合も、価値が高まる傾向にあります。 次に、品物自体の状態も大きなポイントです。当然、品物が痛みや汚れがある場合は、その価値は下がります。しかし、痛んでいる品物でも、修復が可能である場合は、修復することで価値を高めることができます。 また、昨今では、ブランド品として名高い骨董品も多くあります。その場合には、ブランド名やデザイン性の高さなどが重要なポイントとなってきます。 以上のように、骨董品の価値を決定する際には、年代物や希少性、品物自体の状態など多くのポイントを考慮する必要があります。質屋では、これらのポイントを踏まえた査定が大切な業務の1つであり、正確な査定ができるスキルを持った査定員が必要とされます。
種類別に見る骨董品の価値評価方法
質屋において、骨董品の価値評価には様々な方法があります。ここでは種類別に見てみましょう。 1. 陶磁器 - 種類、年代、作者、製造方法、状態などが価値に影響します。古く、稀少なものほど高値がつきます。 2. 美術品 - 作者、作品の種類、制作年代、サイズ、保存状態、展示実績などによって価値が変わります。有名な作家の作品は高値が期待できます。 3. 金属製品 - 種類によって価値の評価方法が異なります。例えば、銅製品は、材質や製造年代、彫刻、表面の状態などで評価されます。 4. 着物 - 種類、柄、織地、製造年代、保存状態、サイズ、絵柄などによって価値が変わります。希少性の高いものは高値がつきます。 以上のように、骨董品の価値評価には、種類によって異なる評価基準が存在します。専門家に相談して、正確な価値を把握しましょう。
注意すべき贋作や修復品の見分け方
質屋で買い物をする場合、注意すべき点の一つは、贋作や修復品と正規の品との見分け方です。贋作品は左右対称になっていなかったり、デザインがちぐはぐだったりすることがあります。また、修復された品は、元の価値よりも安くなっていることが多く、修復部分がしっかりと固定されているかどうか、微妙な色違いがないかなど、細かくチェックする必要があります。質屋には鑑定士がいるところが多く、鑑定書が付いた商品は正規の品であることがほとんどです。しかし、安易な価格やレアなものが並んでいる場合には注意が必要です。良い品を手に入れるためには、自分自身も鑑定眼を養い、細心の注意を払うことが大切です。
買取鑑定士が教える骨董品の保存方法
骨董品は年月を経るにつれ味わい深さが増し、値打ちが上がる一方で、長時間の保管や不適切な保存方法によって傷つくこともあります。取り扱う質屋では、骨董品を適切に保存することが重要です。 保管にあたっては、まずダメージの原因となる湿気や直射日光、高温多湿を避けることが大切です。また、風通しのよい涼しく乾燥した場所に保管し、定期的な手入れを行いましょう。鏡や漆器、絵画など、素材に応じたクリーニング方法を知ることも重要です。 さらに、骨董品には海外から流入した偽物も存在するため、価値を保つためにも鑑定士による定期的な査定がおすすめです。その際にも、骨董品の保存状況が評価に関わることから、適切な保存方法を身につけることは欠かせないスキルです。 骨董品は、適切な保存と査定によって価値が上がるものとなります。質屋での買取査定を考える際には、骨董品の保存についても知識を深めておくことが大切です。